【2024春入試】福岡県公立高校一般入試は3/5・推薦入試は2/6・2/7|全方式の入試日程を解説

福岡県立高校の入試は、その複雑さと重要性で多くの受験生や保護者を悩ませています。
特に、一般入試、推薦入試、特色化選抜という3つの主要な入試方法があり、それぞれに異なる日程と準備が必要となるため、入試制度を綿密に理解することが求められます。

本記事では福岡県立高校の入試日程に焦点を当て、各入試方法の具体的な日程とそれに伴う準備のポイントを詳細に解説しています。

さらに、2024年度から導入された「第2志望」の出願可能制度や特色化選抜の拡大など、近年の変更点にも触れて解説します。

この記事を読むことで、受験生と保護者は福岡県立高校の入試制度の全体像を把握し、各自の状況に合った最適な入試戦略を立てることができるようになります。

また、最新の入試情報を知ることで、より確実な受験準備を進めることが可能となり、受験生自身のポテンシャルを最大限に発揮することが期待できます。

福岡県立高校への合格を目指す受験生や保護者にとって、この記事が役立つはずです。

福岡県立高校の入試日程

公立高校の入試には、一般入試、推薦入試、特色化選抜、補充募集という4つの主要な方法があります。これらの入試はそれぞれ異なる時期に行われ、準備にはそれぞれの日程を正確に理解することが不可欠です。

公立高校入試の日程

一般入試

入試種別日程
願書受付2月13日(火)~ 2月20日(火)正午まで
志願先変更期間2月21日(水)~ 2月26日(月)正午まで
学力検査3月5日(火)
合格者発表3月15日(金)

推薦入試

推薦入試日程
願書受付1月29日(月)~ 2月1日(木)正午まで
面接・作文・実技試験2月6日(火)・2月7日(水)
合格内定通知2月13日(火)

特色化選抜

特色化選抜日程
願書受付1月16日(火)~ 1月22日(月)正午まで
面接・作文・実技試験1月24日(水)・1月25日(木)
合格内定通知1月29日(月)

補充募集

項目日程
入学願書受付令和6年3月18日(月)~3月21日(木)正午
面接(作文)令和6年3月22日(金)
合格者発表令和6年3月26日(火)午前9時

私立高校入試の日程

福岡地区前期

項目日程
願書受付1月26日(金)~1月31日(水)
一般入試2月2日(金)
合格発表2月6日(火)まで

福岡地区後期

項目日程
願書受付2月7日(水)、2月8日(木)
一般入試2月10日(土)
合格発表2月14日(水)まで

専願入試

項目日程
願書受付1月15日(月)~1月17日(水)
学力試験1月19日(金)
合格発表1月23日(火)まで

学力検査の時間割

検査時間解答時間教科配点
9:40 〜 10:3050 分国語60 点
10:50 〜 11:4050 分数学60 点
12:00 〜 12:5050 分社会60 点
13:55 〜 14:4550 分理科60 点
15:05 〜 16:0050 分英語60 点

備考
朝の諸注意説明等は、午前9時30分までに入室となります。
英語は、試験開始時にリスニングテストを実施。全体の配点は300点です。

福岡県公立高校入学者選抜のしくみ

福岡県の公立高校入試には一般入学者選抜、特色化選抜、推薦入学者選抜の3種類があります。

福岡県立高校入試は、単に学力だけではなく、学生一人ひとりの個性や総合的な評価を重視しています。

ここでは、各選抜方法における選抜内容などについて紹介します。

こちらの記事では入試制度について、さらに詳しく解説していますのでそちらも併せてご覧ください。

(内部リンク)

一般入学者選抜とは

  • 学力検査と調査書(内申書)を基にした総合的な選抜
  • 加重配点や特別試験による個性や能力の正確な把握

一般入試では、国語、数学、社会、理科、英語の5教科で構成された学力検査と、学生の中学校での学習成績や行動記録を含む調査書を用いた総合的な選抜が行われます。この選抜方法は、学力だけでなく、学生の個性や総合的な評価を重視しています。特に、英語にはリスニングテストが含まれ、各教科60点満点、合計300点満点で評価されます。加重配点実施校では、特定の科目の配点を1.5倍にすることで、学科やコースに応じた能力や適性をより正確に評価します。

特色化選抜とは

  • 学校ごとの特色ある分野での能力や適性を評価
  • 学業成績だけでなく、個性や特技を重視

特色化選抜は、学校長の推薦なしに受けられる入試制度で、学校ごとに設定された特色ある分野での学生の能力や適性を評価します。調査書と面接が必須で、コースによっては作文や実技試験が課せられることもあります。この選抜方法は、学業成績だけでなく、学生の個性や特技、面接や作文を通じた総合的な評価を重視し、多様な才能を持つ学生が自身の適性に応じた教育を受けられるように設計されています。

推薦入学者選抜とは

  • 学業成績だけでなく、個性や特技を総合的に評価
  • 中学校長の推薦が必要

推薦入試は、学生の多面的な能力を評価する入試方式で、学業成績だけでなく、個性や特技、面接や作文を通じた総合的な評価を重視します。すべての公立高校で行われるこの選抜方法では、中学校長の推薦が必要となります。推薦入試では、面接、作文、実技試験の結果と、調査書や志願理由書などの書類を総合して選考されます。推薦入試と特色化選抜の併願はできませんが、推薦入試で不合格となった場合には、一般入試を志願することが可能です。

福岡県立高校の近年の変更について

福岡県の公立高校入試は近年変更が行なわれています。

これらの変更は、受験生が自分の強みや興味に合った高校を選びやすくすることを目的としています。

2つ解説します。

2023年度から「第2志望」の出願がOKに、2024年度はさらに拡大

2023年度の高校入試から、福岡県立高校では新たに「第2志望」として出願できる制度が導入されました。従来は受験生が志望校を1校に絞る必要がありましたが、この新制度はより多くの選択肢を受験生に提供し、特に定員割れを防ぐ狙いがあります。2024年度入試では、この制度がさらに拡大され、第2志望として出願できる高校の数が増加しました。これにより、受験生は自分の適性や希望に応じて、より多くの高校を検討することができるようになります。

特色化選抜が拡大

同時に、福岡県立高校では特色化選抜の実施校が大幅に増えています。特色化選抜は、学業成績だけでなく、生徒の多様性を評価し、特定の分野での能力や適性を重視する入試方式です。2024年度では、特色化選抜を実施する学校数が前年度と比べて24校増え、合計64校で実施されることになりました。また、特色化選抜における内定者の上限人数も増加しており、より多くの生徒がこの制度を利用して自分に合った高校への道を探ることが可能になります。

まとめ

本記事では福岡県立高校の入試日程について解説しました。

本記事のポイントは下記の通りです。

  • 福岡県立高校の入試には一般入試、推薦入試、特色化選抜、補充募集の4つの主要な方法があり、それぞれ異なる時期に行われます。
  • 一般入試では学力検査と調査書を用いた総合的な選抜が行われ、特に英語ではリスニングテストが含まれます。
  • 特色化選抜は、学校ごとの特色ある分野での能力や適性を評価し、個性や特技を重視した選抜方法です。
  • 推薦入試は中学校長の推薦が必要で、学業成績だけでなく個性や特技を総合的に評価します。
  • 近年、福岡県立高校入試では「第2志望」の出願が可能になり、特色化選抜の実施校数が増加するなど、受験生にとって選択肢が広がっています。

これらのポイントを踏まえ、福岡県立高校の入試に挑む受験生は、自分に合った入試方法を選び、準備を進めることが大切です。