【福岡県の高校受験対策】内申点が足りない時の対処法と上げていくためのチェックポイントを紹介

「福岡県の公立高校の受験を考えているけど、内申点が足りなそう」

「内申点が低くても合格する方法ってある?」

本記事では、こんな悩みを解決していきます。

本記事の内容
  • 福岡県の高校における内申点の仕組み
  • 内申点を高める具体的な方法
  • 内申点が上がらない中学生の特徴
  • 内申点が足りない時の対処法

内申点は、受験に合格するための貴重な判断材料になるので、重要なのは間違いありません。

しかし、受験では内申点のほかに学力検査や内申書の内容などが考慮されます。

そのため、内申点が低くても合格できる可能性はあります。

内申点が足りない時の対処法も紹介するので、本記事を読めば合格のための効率的な戦略を立てられますよ。

福岡県の高校受験における内申点の仕組み

福岡県の公立高校における、内申点の仕組みを理解していきましょう。

仕組みを理解することで、内申点アップに繋げやすくなります。

まずは、内申点の計算方法と内申点が重要な理由を紹介していきます。

福岡県の高校受験の内申点の計算方法

福岡県の内申書に記載される内申点は、中学3年生の成績が使われます。

内申点の内訳は、9教科が5段階で評価され、45点満点です。

例えば、中学3年生の成績が全て5の場合、内申点は、9✖5=45となる

中学1. 2年生の場合、内申点の記載はありません。

しかし、学習状況などが内申書に載るため、授業を意欲的に受ける必要があります。

内申書の評価は、入試の合格を決める際の参考にもなるので、1. 2年生の時点から授業態度やテストなどを頑張りましょう。

内申点が重要な理由

内申点が低いと、学力検査が高くても合格できない場合があります。

福岡県の高校受験は、学力検査の300点と内申点の45点、さらに面接や授業態度などの評価を合わせて総合的に判断されます。

そして、「内申点」と「学力検査」の基準がどちらも高い6割程度の人たちは、その場でほぼ合格が決まります。

引用:福岡県のパンフレット「県立高校を目指すみなさんへ

それ以外の人たちは、調査書を参考にし総合的に判断されるため、学力検査が高くても内申点が低いと不合格の可能性が出てきてしまいます。

そのため、合格の可能性を高めるためにも、内申点はかなり重要と言えるでしょう。

内申点を高める具体的な方法

受験までにまだ時間がある場合は、内申点を上げる余地があります。

内申点アップは確実に合格に近づくので、まずは内申点を上げる努力をしましょう。

そこで、本章では内申点の評価基準と内申点を高める具体的な方法を紹介していきます。

内申点を上げるポイントは次のとおりです。

  1. 定期テストで高得点を取る
  2. 授業を意欲的に受ける
  3. 課題を忘れずに提出する

【前提】内申点の評価基準

中学の内申点の評価には、明確な基準が設けられています。

2021年改定の「中学学習指導要領」によると、内申点の評価基準は下記の3つです。

  1. 知識・技能:定期テストなどの試験
  2. 思考・判断・表現:グループワークや授業中の発言など
  3. 主体的に取り組む態度:授業中の態度や提出物

この3つの評価を上げることで、内申点は高くなります。

以下に3つの評価を上げる具体的な方法を解説していきます。

1.定期テストで高得点を取る

内申点を上げるには、定期テストで高得点を取るのが最も効果的です。

テストの点数は客観的な数字として出るため、先生も基準にしやすいからです。

ちなみに定期テストの点数を取れる中学生の特徴は下記の通りです。

  • 予習・復習をしっかりしている
  • 同じ問題を何回もやる
  • 基礎を大事にしている

上記のことができている中学生は、定期テストの点数が高く内申点も上がっていく傾向にあります。

定期テストの対策をしっかり行い、内申点を上げていきましょう。

2.授業を意欲的に受ける

内申点を上げるには、授業を意欲的に受けることが重要です。

授業を意欲的に受けることで、評価基準の一つである「主体的に取り組む態度」が評価されます。

具体的には、以下のようなものがあります。

  • 授業中に発言する
  • 授業や行事に遅れない
  • 先生の話を真摯に聞く

授業後に先生に質問することも良いアピールに繋がります。

意欲的な態度を見せ、先生に好印象を与えることで内申点を上げていきましょう。

3.課題を忘れずに提出する

学校から出された課題は、忘れずに提出しましょう。

期限を守れないと意欲がないと見られ、評価が下がりかねません。

もちろん提出物の内容も大事ですが、まずは期限を守りましょう。

補足:内申点を上げるなら副教科を頑張る

内申点を上げるなら、副教科を頑張るのも一つの手です。

副教科4科目は主要5教科よりもテストの数は少ないものの、内申点の価値は同じです。

実際に学力が高くても、内申が上がらない子は、副教科で取れていない場合が数多くありました。

労力は低いものの、点数の価値が高い副教科を頑張ることが、内申点を上げるポイントとなります。

内申点が上がらない中学生の特徴とは

ここからは、内申点が上がりにくい中学生の特徴を紹介していきます。

上がりにくい中学生の特徴を知ることで、反対のことをすれば、内申点を上げることにも繋げられます。

内申点が上がらない中学生には次のような特徴があるので要注意です。

  • 授業に対する意欲がない
  • 努力の方向性が間違っている

授業に対する意欲がない

授業に対する意欲は、先生からしたらすぐに分かります。

そして、たとえ点数が取れなくても、やる気がある子は評価したくなるものです。

やる気を感じる具体的な行動は次のような物があげられます。

  • 課題はノートに何度も解いてくる
  • 分からないことは聞いてくる
  • あらかじめ予習している

上記の子達は先生の評価だけでなく、実際にテストの点数も上がっていました。

授業に対する意欲は評価に直結するので、ぜひアピールしていきましょう。

努力の方向性が間違っている

意欲が高くても内申点が上がらない中学生は、努力の方向性が間違っている場合があります。

努力の方向性が違うと、テストで点数が取れずもったいない状況になります。

やる気はあるがテストで点数が取れない中学生には次のような特徴があります。

  • 応用ばかりで、基礎を学ばない
  • 先生に聞いてばかりで、自分で考えようとしない
  • 細かくを理解しようとしすぎて、反復しない

上記の特徴がある子は、やる気があるのになかなか成績を伸ばすことができず、「もったいない」と感じてしまいます。

逆に基礎をしっかり学び、反復学習ができている子は、着実に成績に反映していますよ。

内申点が足りない時の対処法

受験までに時間がある方は、内申点を上げる努力が必要です。

しかし、内申点を高めるのはもう手遅れな方もいるでしょう。

そこで本章では、内申点が足りない時の対処法を紹介します。

  • 学力検査(筆記試験)で点数を取る
  • 内申点が足りなくても行ける高校を受験する
  • 内申書の点数以外の評価を上げる

学力検査(筆記試験)で点数を取る

内申点が足りない場合でも、学力検査で補うことは可能です。

福岡県の入試では内申点と学力検査の両方を考慮して合格を判断するため、内申点が低くても、学力検査でその差を補うことが可能です。

内申点が不安な方は、学力検査に力を入れるのが得策でしょう。

内申点が足りなくても行ける高校を受験する

明らかに内申点が足りない場合は、志望校を下げることも念頭に置きましょう。

内申点は受験合格に重要なポイントなため、低いと足を引っ張りかねません。

しかし志望校を下げる場合は、内申点だけでなく実力テストや模試の結果を参照しましょう。

基礎の学力次第では、内申点が低くても合格できる可能性があります。

とはいえ厳しいことが明白な場合は、志望校を下げる選択もありでしょう。

内申書の点数以外の評価を上げる

内申書の点数以外の評価を上げましょう。

福岡県の一般入試の場合、点数以外の部分が評価対象になります。

点数以外の部分は、下記のようなものがあります。

  • 遅刻や欠席をしない
  • クラス長や学園祭の団長を務める
  • 部活動で大きな大会に出場する

もちろん、内申点・学力検査の点数アップが優先ですが、それ以外の評価を上げることも大切です。

内申点が足りない時に確認すること

本章では、内申点が足りない時に参考にすべきことを紹介しています。

下記のことを実践すれば、受験において自分のすべき決断の参考になりますよ。

確認する項目は次の2つです

  1. 実力テストを確認する
  2. 先生に相談する

実力テストを確認する

実力テストは学力検査の参考になるため、確認しましょう。

実力テストの点数が高ければ、内申点が低くても補える可能性があります。

一方で、実力テストの点数が低ければ、合格は厳しいでしょう。

実力テストを見れば、自分の学力を知れるので、ぜひ確かめましょう。

先生に相談する

進路については、先生に相談するのも一つの手です。

先生は、過去の卒業生の受験データを持っている場合があり、客観的に自分の立ち位置を把握することに繋がります。

また、入試までに時間があれば、先生に内申点を上げるポイントを聞くことで、内申点アップにもつながるでしょう。

まとめ

本記事では、福岡県の高校受験において内申点を上げる方法と内申点が低い中学生の特徴や内申点が足りない時の対処法を紹介しました。

本記事のポイントは下記の通りです。

内申点を高める具体的な方法には次のような物があります

  • 定期テストで高い点数を取る
  • 授業を意欲的に受ける
  • 課題を忘れずに提出する
  • 補足:副教科に力を入れる

内申点が上がらない中学生の特徴は次のとおりです。

  • 授業に対する意欲がない
  • 努力の方向性が間違っている

内申点が足りない時の対処法には次のような物が上げられます。

  • 学力検査(筆記試験)で点数を取る
  • 内申点が足りなくても行ける高校を受験する
  • 内申書の点数以外の評価を上げる

受験までに時間がある方は、まず内申点を上げる努力をしましょう。

内申点を上げることで、必ず合格に近づきます。

時間がない方は、それ以外の対策をしましょう。

特に学力検査の勉強が最も合格に近づく手段となりますよ。