【大学受験】塾・予備校費用の目安は?|年間費用や費用を抑える方法をご紹介

「大学受験に向けた塾はどれぐらいお金がかかるのだろう?」

今回の記事では、大学受験の塾費用についての疑問にお答えします。

この記事でわかること
  • 塾費用の最新データまとめ
  • 高校生の塾の平均的な費用相場
  • 大学受験でかかる塾費用の内訳

大学受験に向けた塾や予備校にかかるお金が不安に感じる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に、高校生の塾代は高額になることが多いです。

この記事では、高校生の塾にかかる費用について詳しく解説します。

「塾代にお金をかけなければ大学受験に合格できないのかな」

そんな不安を抱える方に向けて、記事の最後に「塾代を抑える方法」をご紹介しています。

是非最後までご覧ください。

最新データまとめ

大学受験に向けた塾費用は近年どれくらいなのでしょうか。

ここでは、文部科学省が公開した「令和3年度子供の学習費調査」をもとに、塾費用の最新データについて解説していきます。

高校生は学校外でどれくらいお金がかかっているのか

学校外でかかるお金は教科外活動費と言われています。

そのうち、塾などの学習に関わる費用を補助学習費と言います。

高校生のうち、最も高いのが「学習塾費」となっており、公立約12万円、私立約17万1千円となっています。

「学習塾費」は公立・私立高校ともに、学年が上がるごとに増えています。

この理由としては、以下の3点が考えられます。

  • 学年が上がるごとに大学受験に向けて塾に通う人数が増えるから
  • 学年が上がるごとに授業料が高くなるから
  • 学年が上がるごとに塾で必要な講座数が増えるから

高校生の通信教育・家庭教師費はどれくらいか

では、高校生の通信教育・家庭教師費はどれくらいなのでしょうか。

高校生のうち、最も多い回答は「0円」であり、公立の約82%、私立の約74%が通信教育・家庭教師を利用していないことが分かります。

通信教育・家庭教師を使っている人のうち、最も多いのが公立私立高校共に「5万円未満」。

こうしたことから、通信教育・家庭教師費であれば、そこまで費用をかけずに利用可能であると考えられます。

高校生の学習塾費はどれくらいか

では、高校生の学習塾費はどれくらいなのでしょうか。

学習塾を使っている人のうち、最も多いのが公立私立高校共に「40万円以上」となっています。

年間1円以上使っている人の平均額も、公立約36万3千円、私立約44万7千円となっており、大学受験にむけた塾費用は高額であることが分かります。

ひとくくりに塾費用といっても、塾には様々な種類があるため、個別に費用を確認する必要があるでしょう。

高校生の塾費用ってどのくらい?

それでは、具体的に高校生の塾費用はどのくらいかかるのでしょうか。

塾を以下の3つに分けて費用の目安をご紹介します。

  • 集団指導塾
  • 個別指導塾
  • 映像指導塾

なお、ここでの費用はあくまで目安となるので、詳しい費用に関しては必ず塾等に確認してください。

それでは、詳しく見ていきましょう。

集団指導塾の費用の目安

現役高校生であれば年間50〜90万円程度が目安となっています。

集団指導塾の特徴は以下の通りです。

  • カリキュラムが年単位で決められている
  • 夏期講習などの講習を追加で取ると費用が増える
  • 大手予備校であれば、自分で申し込まずに模試を受けることもできる
  • 授業スケジュールが決まっているため、個人の都合に合わせづらい

集団指導塾は、講師の授業を集団で受けて、学習を進めるスタイルです。

自分でノートを取って、理解することが必要となります。

個別指導塾の費用の目安

苦手教科だけを取るのであれば、年間20〜40万円程度が目安となります。

大学受験で必要な科目全てを個別指導塾でカバーしようとすると、莫大な費用がかかってしまうため、苦手科目に絞って利用する方が多いです。

個別指導塾の特徴は以下の通りです。

  • 授業コマ数を増やすほど費用が高くなっていく
  • 自分の都合に合わせて学習を進めることができる
  • 分からない部分はすぐに質問をして解決することができる
  • カリキュラムがない場合が多いので、体系的な学習には不向き

通常は、先生1人に対して生徒1〜2人で授業が進められます。

個別指導塾だけで大学受験対策をするよりも、集団塾のサポートとして活用されることが多いです。

映像指導塾の費用の目安

映像指導塾によって、費用の目安が変わります。

大手映像指導塾であれば、1教科2〜3コースの受講で、年間30万円程度が目安となるでしょう。

教科やコースなどを追加すると年間100万円以上かかってしまうこともあります。

一方で、映像指導塾によってははるかに安く済む場合もあります。

内容やサポート体制も異なるため、料金体系をきちんと確認するようにしましょう。

映像指導塾の特徴は以下の通りです。

  • 塾によっては費用が高くなることがあるので注意が必要
  • 自分の都合の良い時間に学習することができる
  • 対面よりもモチベーションの維持が難しい
  • 学習計画を自分で管理する必要がある

パソコンの画面の前に座って映像授業を受けるスタイルです。

対面ではないため、モチベーションが低い子は寝てしまうことも。

映像指導塾を選ぶ際には、声掛けをしてくれるチューターがいるかどうかもチェックしましょう。

大学受験でかかる塾費用の内訳を紹介

大学受験でかかる塾費用は授業料だけではありません。

塾費用には以下が含まれます。

  • 入塾金(入会金)
  • 授業料
  • 教材費
  • 季節講習・特別講習費用
  • 模試・テスト費用
  • 塾の施設使用料や諸経費

塾のHPやパンフレット等で確認することができるので、必ずチェックしましょう。

では、それぞれについて詳しく解説していきます。

入塾金(入会金)

入塾金とは塾に入会するのにかかる費用のことで、塾によって金額が大きく異なります。

塾によって入塾金や入会金と呼ばれますが、同じ意味合いです。

塾によりますが、個別指導塾では1〜2万円程度のことが多いです。

大手集団塾や大手映像指導塾であれば3万円を越えるところが多いでしょう。

授業料

授業料とは受講にかかる費用のことで、月払いの場合と、初回に一括で納入する場合があります。

こちらも塾によって大きく金額が異なります。

個別指導塾では1科目年額20〜30万円程度が目安となるでしょう。

大手集団塾であれば、1科目年額10〜30万円程度あたりが平均です。

大手映像指導塾であれば、1科目年額8万円程度です。

教材費

教材費とは、授業で使用する教材にかかる費用のことです。

塾によっては、授業料に含まれていることも多いです。

こちらも塾によって金額は変わりますが、1科目5千円程度であることが多いです。

季節講習・特別講習費用

季節講習とは、春休みや夏休み、冬休みに行われる講習のことです。

通常授業とは別に申し込むため、追加費用が必要となります。

塾によって異なりますが、高校生であれば90分5コマで1〜2万円程度であることが多いです。

特別講習とは、共通テスト対策や志望校別の対策など、目的別に行われる講習のことです。

季節講習と特別講習はどちらも任意での参加が一般的ですが、追加での料金が発生するので注意が必要です。

模試・テスト費用

塾によっては、偏差値を測るための全国模試を実施していることがあります。

そういった模試を実施している塾であれば、塾代に含まれていることが多いです。

塾代に含まれていない場合の費用は1回当たり5〜8千円程度となるでしょう。

塾の施設使用料や諸経費

施設利用料とは、塾の教室や自習室の光熱費や備品の費用などが含まれます。

諸経費にはシステム使用料などが含まれます。

ただし、全てまとめて諸経費と呼ぶところもあるため、塾によって意味合いが変わってきます。

入塾金や授業料に含まれている場合もあれば、毎月かかる場合もあるので、チェックが必要です。

高校生の塾代が払えない場合のおすすめの学習法

高校生の塾代が高いと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここまで見てきた通り、高校生であれば年間で40万円以上の塾代がかかります。

ここでは、塾代を抑えたいという方向けにおすすめの学習法をご紹介します。

スタディサプリを使う

コスパ良く大学受験対策をするならスタディサプリがおすすめです。

スタディサプリは、一流講師の授業がスマホやタブレットで受けられるサービス。

塾代と比較すると圧倒的に安いことが分かります。

一般的な塾年間400,000円以上
スタディサプリ年間21,780円(月1,815円)

スタディサプリのベーシックコースであれば12か月一括払いで21,780円!

一般的な塾と比べても年間40万円近く安く済ませることが可能です。

これだけ安い料金で、大学受験に必要な全ての科目の授業が見放題。

早慶や難関国公立大学の対策講座も受けることができ、塾と同等の授業を受けることができます。

大学合格実績も豊富で、スタディサプリだけで大学受験に合格することも可能です。

市販教材だけで独学する

もう1つ、塾代を抑える方法として、市販教材だけで独学するという手段もあります。

最近では、大学受験向けの分かりやすい参考書が多く販売されています。

そういった参考書をうまく利用して大学受験に合格することも不可能ではありません。

ただし、分からない部分があった場合にはどうするかといった対応策については考えておく必要があるでしょう。

まとめ

今回の記事では大学受験に向けた塾費用について紹介してきました。

大学受験に向けた塾代は高額になることが多く、計画的な準備が必要です。

また、受験大学ごとに受験料がかかる点にも注意すべきでしょう。

費用を抑えたい場合には、スタディサプリなどをうまく活用するのがおすすめです。