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- 文殊菩薩一のご利益がもらえる?
- 元総理大臣もお参りしたお寺は?
- 陰陽師・安倍晴明のご利益がある?
Mr.michizane
日本三大文殊の筆頭に数えられる、日本有数のお寺さんです。
(株)合格の特派員が実際に大和(奈良)の安倍文殊院(あべもんじゅいん)を訪れ、取材をしてきました。
日本三大文殊の筆頭、つまり知恵の神様・文殊菩薩をまつるNo.1のお寺だけあって、敷地内も広く、取材に約2時間も要しました。
安倍文殊院にお勤めのお坊さんに伺ったお話も興味深いものばかりでしたが、日本のリーダーを務めたあの方が燈籠(とうろう)を寄付していたり、有名な陰陽師が修行をしていたりと驚きの連続でした。
安倍文殊院の素晴らしさを、すべてをお伝えできるように取材と編集に全力を尽くしました。
ぜひ、ご期待ください。
【文殊菩薩に合格祈願】奈良の安倍文殊院なら安倍晴明のご利益も!?
ルーツをたどれば1400年もの歴史のある寺院。
安倍文殊院は、安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が、大化の改新の起こった645年に開いた安倍寺(安倍山崇敬寺)を起源とします。
安倍倉梯麻呂は当時の左大臣で、その高い地位を利用して安倍氏の氏寺として安倍寺を建立しました。
鎌倉時代に場所を移し、本尊である文殊菩薩を仏師快慶(かいけい)が制作しました。戦傷や再建が繰り返されたものの、この本尊自体は無事に残ってるので、なにやらご利益のパワーも尋常じゃない気がします。
有名な陰陽師の安倍晴明が修行したことでも知られる安倍文殊院です。日本三大文殊の筆頭と目されるのも理解できますね!
ちなみに、日本三大文殊として名高い寺社はこちら
⇒日本三大文殊
それでは、安倍文殊院についてもっと詳しく解説して行きます。
とりあえず安倍文殊院の場所が知りたい方は
⇒こちら
参拝の仕方
参拝は、大きくわけて2つ。
本堂に入って渡海文殊群像を拝観するか、金閣浮御堂で七まいりをしてお堂内を拝観する。またはその両方。
- 本堂
- 金閣浮御堂
- 1、2の両方
拝観料の設定は、以下になります。
拝観場所 | 大人(中学生以上) | 小学生 |
本堂 国宝文殊菩薩 拝観料 | 700円 | 500円 |
金閣浮御堂 霊宝館 拝観料 | 700円 | 500円 |
二ヶ所共通特別拝観料 | 1,200円 | 800円 |
実際、七まいりに挑戦した人間として発言しますと、5人で回ったのでとても楽しかった!
あと、魔除をして守られてる感じがかなりうれしい!
なので、二ヶ所共通特別拝観料を払ってお得に回ることをおすすめします。
お土産引換券もついてます♪
安倍文殊院の境内にある魔除けや特別史跡がなにげにスゴイ!
安倍文殊院を知れば、安倍一族の栄華の秘密がわかるかも!
本堂
安倍文殊院の本堂
元安倍寺満願寺の本堂であり、現在は安倍文殊院の本堂です。
七間四面の入母屋造りの本瓦葺、礼堂と文殊菩薩を安置する大収蔵庫があります。
本堂入口付近には合格鉛筆などを含む学業成就のお守りが並んでいて、受験生は、来てよかったなぁという気持ちになると思います。
金閣浮御堂(きんかくうきみどう)
安倍仲麻呂と安倍晴明等をまつるために、1985年に建てられた金色のお堂。安倍文殊院の駐車場から望める文殊池の中に立つ六角形の立派な建物。
安倍晴明は五芒星に縁があるはずなのに、五角形じゃないのが惜しい!
さて、金閣浮御堂は「七まいり」という厄除け・魔除け方位災難除けを祈願する願掛けの修行場となっています。 古来より七難即滅 七福即生、 私達は一生の内に七つの思いがけない災難があると 言われています。
「七まいり」では、そうした七難に遭わないために、旅行や転勤、引越しなど、どの方角に向かっても災難が起きぬ様、魔除け・ 方位災難除けの神仏が安置されている御堂の回廊を「おさめ札」 を納めながら七回まわります。七難を取り除き、堂内で福を得る参拝の方法です。
- 橋を渡り、 おさめ札を持ち正面で一礼
- 時計回りに回廊をまわる
- 正面の箱におさめ札の右側から1枚切り離し入れる
- 1周ごとに1枚入れ 7周で7枚入れる
- 最後のおさめ札を入れ終われば、正面向かって左側の入口より堂内へ入る
- 最初の1枚も1周まわってから、おさめ札を収めてください
- 回廊をまわる際は災難を払うよう「〇〇しないように」と願いながら進む 例:「病気しないように」 「事故に遭わないように」
- 御自身の都合により7周できない場合は1周だけまわり、正面にて7枚すべて入れても構いません
- 堂内へ入る際はお履き物をお脱ぎください。
- 堂内の撮影は禁止となっています
西古墳(国指定特別史跡)
非常に貴重な古墳で、なんと内部は645年から当時のまま保存されているようです!
1400年の歴史を肌で感じることのできるとても稀な特別史跡です。
内部には、弘法大師空海が作ったと伝わる願掛け不動尊が安置してありますが、もともとは安倍文殊院の開祖である安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)の墓だったのでは、とも言われています。
安倍文殊院の安倍文殊で合格祈願!スマホの待ち受けによし!
大和(奈良)の安倍文殊と呼ばれ、日本三大文殊の筆頭といわれる古刹。
大和(奈良)の安倍文殊
渡海文殊群像(とかいもんじゅぐんぞう)と呼ばれる文殊菩薩像と4人の侍者の像は、すべて国宝に指定されています。
安倍文殊に安置される安倍文殊像は、金戒光明寺の中山文殊とは異なり、鎌倉時代の著名な仏師である快慶(かいけい)の作品です。
ただし、国宝と重要文化財では、なんとなくオーラが違って感じられたのは偶然でしょうか?
安倍文殊院、金戒光明寺の両方で文殊菩薩を見たスタッフのひとりは、感覚的に安倍文殊院の菩薩像のほうが2倍くらいのサイズがあったと話していました。
約7m=日本一の大きさ!
7mもあるなら、そりゃ圧巻ですよね!
- 国宝 騎獅文殊菩薩像(きしもんじゅぼさつぞう)
鎌倉時代・快慶作 - 国宝 善財童子像(ぜんざいどうじぞう)
鎌倉時代・快慶作 - 国宝 優填王像(うでんのうぞう)
鎌倉時代・快慶作 - 国宝 須菩提像(すぼだいぞう)
鎌倉時代・快慶作 - 国宝 維摩居士像(ゆいまこじぞう)
安土桃山時代・宗印作
繰り返しになりますが、5像すべてが国宝というのはとんでもないことです!!
また、安倍文殊院では様々な祈願に対応していて、毎年たくさんの参拝客が訪れているようです。
- 合格祈願
- 魔除方位災難除け祈願
- 厄除祈願
- 安産祈願
- お宮参り
- 七五三参り
- 十三参り
- 交通安全祈願
タイミングが良ければ、文殊菩薩像前で、当山のお坊さんのまるで小噺(こばなし)のような解説を頂けます。
特に受験生やその親御さんは、ぜひ、安倍文殊院にお参りになるといいと思います。
安倍文殊院へのアクセスと駐車場について
境内の便利な場所に駐車場あり。
敷地内に入ると、まず駐車場が見えてきます。車を停めると、係の方が運転席側に来られるので、駐車場料金を支払います。
駐車料金は1回500円
境内手前に別途駐車場もあるのですが、よほど繁忙期でない限り、敷地内のこちらの駐車場がおすすめです。第1駐車場と呼ばれる駐車場からは、歩いても数分かかりますし。
ただ、デメリットもいくつかあります。
- 駐車場までの道が少し狭い
- 有料である
運転に自信のない方は、ご注意を。
安倍文殊院の学業成就のお守りや合格鉛筆
安倍文殊院の合格祈願関連はメチャクチャ有名!
安倍文殊院の本堂に入る手前に、拝観の受付があります。
こちらで受付を済ませるとともに、霊験あらたかなお守りたちをチェックしておきましょう。
本堂で文殊菩薩にお参りになったあとは、こちらで思い思いのお守りをゲットすることができます。
受験生には、合格鉛筆が人気のようです。
なお、安倍文殊院では、通信販売も行っているようです。
直接いけない方には、とっても便利ですよね!
安倍文殊院のどうしても人に話したくなる不思議2選
これには、素でびっくりしました!
二度見したある燈籠(とうろう)と、時代をあらわす映える置物をご紹介します。
不思議1:元内閣総理大臣・安倍晋三からの贈り物
2010年、元総理として、安倍晋三が「第90代内閣総理大臣 安倍晋三」名義で寄進したとされる石燈籠(いしどうろう)があるのです!
2010年というと、90代総理をすでに辞任してからのことでしょうが、安倍氏と縁があるという元総理大臣からのまさかのプレゼントに、スタッフ一同驚きを隠せませんでした。
不思議2:石で彫られたアマビエ
安倍文殊院の本堂の正面部分にある踊り場のような場所に、ひっそりと置かれていたアマビエ。
おそらく、ほとんど人目に触れる部分ではないのですが、だからこそ安倍文殊院のコロナウイルス収束を願う強い想いが、ヒシヒシと伝わってきました。
以上、おまけの2選でしたっ
まとめ
安倍文殊院は、関西でも有数の学業成就の寺院として絶大な支持を得ています。
合格祈願に関して、関西一といえば、多くの方が北野天満宮の名を挙げることでしょう。
しかし、日本三大文殊の筆頭と称されるこの安倍文殊院も、ご利益に関しては勝るとも劣らない印象を受けました。
- 合格祈願
- 魔除方位災難除け祈願
- 厄除祈願
- 安産祈願
- お宮参り
- 七五三参り
- 十三参り
- 交通安全祈願
受験生を持つ親御さんなどは、ぜひお子さんを誘って一緒にお参りされることをおすすめします。
安倍文殊院(あべもんじゅいん)
〒633-0054 奈良県桜井市阿部645
TEL:0744-43-0002
URL:https://www.abemonjuin.or.jp/
受付時間:午前9時~午後17時迄(年中無休)
年中行事
- 初祈祷会 (修正会)・・1月1日
- 一願成就絵馬焼き大とんど・・・1月1日
- 節分銭ぶつけ厄払い大法要・・・2月3日
- 春の寺宝展・・・3月1日~5月31日
- 文殊お会式・・・3月25日~26日
- 御本尊文殊菩薩を奉賛する年に最大の法要
- 弁財天大祭・・・ 5月 (GW期間中詳細日時要確認)
- 秘仏十二天特別御開帳・・・ 5月 (GW期間中詳細日時要確認)
- 夏の寺宝展・・・6月1日~8月31日
- 秋の寺宝展 9月1日~11月30日
- 七五三参り・・・10月15日~11月30日
- 十一面観音法要・・・ 11月3日
- 冬の寺宝展・・・ 12月1日~翌年2月28日