英語の高校受験の勉強法まとめ|おすすめ参考書や学習法を徹底解説

学問のするめ-高校受験-英語

「高校受験の英語ってどうやって勉強したらいいんだろう?」

今回は、こんな疑問にお答えします。

今回は、高校受験の英語の勉強法についてお話します。

高校受験の英語は、正しい方法で勉強すれば成績を上げられます。

この記事を読むと、高校受験の英語の勉強の進め方が理解できます。

英語は単語や文法・長文などたくさんの学習すべき内容があります。

そのため、間違った方法で学習してしまうとなかなか成績が上がりません。

これまで多くの高校受験生が成績を伸ばし、志望校合格を勝ち取ってきた学習法を今回の記事ではご紹介します。

また、記事の最後にはネットではなかなか情報が出回っていないような偏差値70を目指す受験生や、反対に偏差値30の受験生からの質問にお答えします。

ぜひ、最後までご覧ください。

高校受験に向けた英語の勉強は何から始めればいい?

高校受験のための英語の勉強は単語と文法から始めましょう。

英語は大きく分類すると、単語・文法・長文・リスニングの4つの要素に分かれます。

最近の高校入試の問題では、長文問題やリスニング問題の比重が高まっています。

長文とリスニング問題を解くときには単語と文法の知識を使うイメージを持ってください。

というのも、単語や文法の知識が、長文問題やリスニング問題の中で多く問われるからです。

たとえば、単語力が付いていない受験生は、「単語がわからなかったから長文が読めなかった」ということになり、文法が理解できていない受験生は、長文やリスニングから正確に意味を読み取ることができません

まずは単語と文法をしっかり学ぶこと。

そして、単語と長文がしっかり身についたら、長文やリスニング問題の学習に取り掛かることが大切です。

高校受験の英語の勉強5ステップ

では、実際に高校受験の英語の勉強をどのように行っていくか、5ステップで解説していきます。

ステップ①英語学習の基本になる「単語」の暗記

単語は英語において1番の基本です。
たとえば数学では、たし算やひき算が出来ないと文章題は解けないですよね。
英語の勉強で言うと、たし算やひき算にあたる部分が単語です。

単語帳を使って勉強しよう

高校受験で覚えておくべき英単語は小学校で学習した単語も含めて、2400語程度です。
多くの単語を効率よく覚えるためには単語帳の活用がおすすめです。

単語帳を使うことで、高校受験で特に出題されやすい単語を効率よく勉強できます。
特に、次の3冊がおすすめです。

ターゲットは、スマホアプリでも学習可能で、超簡単な単語から一つずつ丁寧に覚えるのに使えます。

キクタンは、リズムに乗って覚えられる音声CDが付いているので、リスニングも平行して学習できます。

システム英単語は、短文を使っていく方式でハイレベルな高校受験にも対応可能です。

ステップ②英語の読み方・書き方のルールとなる「文法」の理解

文法とは、英語における基本ルールのことです。

英文法が理解できていないと、読解やリスニングで正確に意味を読み取ることができません。

たとえば、次の文章を訳してみてください。

The news made her happy.

この文章を、「そのニュースは彼女を幸せに作った。」なんて訳し方をしてしまった人もいるかもしれません。

こういった人は「make=作る」という単語頼みの訳し方をしてしまっています。

makeには「make(人)(状態)=(人)を(状態)にする」という訳し方=文法があります。

なので、正しく訳すと「そのニュースは彼女を幸せにした」となります。

これは文法を知らないと正しく英文を訳せないことのほんの一例です。

「文法が大事なのはわかったけど、英文法をやり直す時間なんてないよ」

このように思う人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。

中学校範囲の英文法は本気を出せば案外すぐに終わるものです。

そして、文法学習に役立つのがスタディサプリです。

スタディサプリを使うことで英文法が最短ルートで学習できる

英文法の復習にはスタディサプリがおすすめです。

「スタディサプリ」とは自主学習型のWebサービスのことで、PC/スマホ/タブレットを使って、一流講師の授業が受けられる教材です。

スタディサプリを使うと、自分が勉強したいときに自分のペースで学習できます。

そのため、高校受験に向けてどんどん進めていきたい英文法の復習に最適です。

スタディサプリの中学英語では、文法が中1内容19章・中2内容15章・中3内容11章でまとめられています。

1章につきおよそ1時間もあれば学習可能です。

そのため、中学英文法全45章を一ヶ月半で学習可能です。

スタディサプリは月額2,178円で受講可能です。

14日間無料体験も受けられます。
もちろん英語以外の教科も学習できます。

単純に1ヶ月半2,178円で受けられるため、参考書を複数購入するよりも安く学習できるので金額的にもお得です。

高校受験に出る英語文法を短期間で復習できる!

ステップ③高校受験で最も配点が高い「長文」を攻略する

英語の長文問題は、ほとんどの高校の問題の中で最も配点が高く、しっかり対策が必要です。

ですが、「長文問題ってどうやって勉強すればわからない」ということを受験生の皆さんから多く相談を受けます。

長文問題は、次のような流れで勉強することで力を付けられます。

高校受験の英語長文問題の勉強法

  • 問題を自力で解く
  • 丸付けをする
  • 覚えられていなかった単語はカードにまとめる
  • 全文訳を作る
  • 解説は全て読む(特に訳せなかった文章は熟読)
  • 訳せなかった文はノートにまとめる

長文の学習で大切なのは一文一文を単語力と文法力を使って訳すことです。

一文一文を精読する力が付けば、それらが塊になって出てくる英語長文も訳すことが出来るようになります。

そのため、なんとなく長文をたくさん解いても実力は身に付きません。

1つ1つの長文について、丁寧に訳しながら学習することを心掛けましょう。

おすすめの高校受験英語長文問題集

英語の長文問題集でおすすめできる3冊を紹介します。

ここでは文訳が付いていて訳し方の解説が詳しい問題集を選んでいます。

これらの長文問題集の使い分けは、志望校のレベルで選べばOKです。

長文の学習にもスタディサプリはおすすめ

スタディサプリでは長文問題の問題演習も用意されています。

中3英語 受験対策・長文演習講座

しかも、スタディサプリのスゴいところは、問題演習をしたらすぐに長文問題の解説講義を受けることができることです。

中3英語 受験対策・長文演習講座・解説講義

これまで高校受験生の多くが、長文問題に苦しんでいました。
「問題を解いた後に、解説を読んでも理解できない」という声を一番多く聞いています。

スタディサプリでは、問題の解き方や文章の訳し方を動画形式で授業が受けられるので、しっかり理解しながら勉強することが可能です。

高校受験で最も配点が高い長文も学習できる!

ステップ④最近、配点が高まっている「リスニング」を攻略する

高校によっては問題全体の2〜3割の配点をリスニングが占めることもあります。

たとえば、兵庫県の公立高校入試の場合リスニングは100点満点中24点をも占めています。

なのに、リスニングの勉強を軽視してしまう受験生が多いです。

他教科の勉強が忙しかったり、なかなかリスニングまで手が回らないという事情はあると思います。

ですが、過去の受験で出題されている問題形式を勉強せずにいるのは、なかなか危険です。

志望校の問題を確認してみて、リスニングが出題されているようならしっかり学習に取り組みましょう。

リスニング問題は、次のような流れで勉強しましょう。

YouTubeがリスニング学習に使える!

高校受験の英語リスニング問題の対策には、YouTubeが役立ちます。

YouTubeには英語学習の動画がたくさんあがっています。

その中でも、特におすすめなのがケンドラ・ランゲージ・スクールの『英語の耳を作るリスニング』という動画です。

「英語の耳を作るリスニング」では、英語と日本語訳が順番に流れます。

意味を理解しながら聞き取ったり(リスニング)、発音をしてみたり(リピーティング)すれば、英語耳が鍛えられます。

知っておいてほしいのがリスニングの力の伸びかたです。

リスニングは「全然ダメ」という状態から、いきなり「できる!」にかわるイメージで学力アップします。

なので、リスニングの勉強を始めたときは「何を言ってるかさっぱりわからない」という状況に陥ると思います。

大切なのは、「わからない」と感じたときも繰り返し練習することです。

1ヶ月ほど毎日やれば、ある時に急にググッと伸びます。

スタディサプリはリスニング学習も完全対応

スタディサプリはリスニング問題にも完全対応しています。
PC・スマホ・タブレットで学習する利点を活かし、問題演習が行えます。

中3英語 リスニング講座

また、実際に問題の解説を講義形式で用意されていることが最大のメリット。
高校受験のリスニング問題をスタディサプリのような動画形式で丁寧に解説しているような物は見たことがありません。

中3英語 リスニング講座・解説講義

スタディサプリならリスニング対策もできる!

ステップ⑤「過去問」で力試しをして最終確認

ここまでの学習にしっかり取り組んだら過去問で最終調整をしていきましょう。

志望校の過去問だけでなく最新の高校入試問題を多く解くのがおすすめです。

というのも、入試問題にはブーム(流行)があります。

近年よく見る問題形式としては、実用性の高い英語資料の読み取りなどが挙げられます。

また、数年前と比較して英語の長文の語数はどんどん増加傾向にあります。

これらは指導要領の改訂や大学入試の変化によるものです。

教育の根底の考え方が変化していくので、それに沿った形で入試問題にも流行が出てきます。

そのため、志望校のあまりにも古い問題(最新年度の過去問に載っていない問題)よりも、最新の入試問題を解くのがおすすめです。

おすすめは旺文社の全国高校入試問題正解を使って学習すると良いでしょう。

この問題集には全都道府県の公立高校入試や主要私立高校の入試問題が掲載されています。

過去問を学習する際も長文の勉強法と同じように全文訳を作り、丁寧に学習することを心掛けましょう。

高校受験までの学習スケジュール

それでは、ここまでご紹介してきた、高校受験英語に必要な単語・文法・長文・リスニングのどのような学習をどのようなスケジュールで進めていけば良いのかご紹介します。

中学1年生と中学2年生

中1・中2は定期テストで点を取ることが第一目標です。

中2までの内容は高校受験の勉強の土台になります。

クラブや習い事などで忙しく、まだまだ勉強に本腰という訳にはいかないかもしれません。

ですので、定期テストに合わせてしっかり学習を進めていきましょう。

中学3年生の1学期

中学3年生の1学期はクラブ活動も最後の大会やコンクールなどの目標に向けて取り組んでいます。

そのため、あまり受験勉強に取り組めている人は多くありません。

基本的に中1中2と同じで定期テスト中心の勉強になります。

この時期に受験勉強をスタートできれば、他の受験生よりもリードできるでしょう。

中学3年生の夏休み

クラブが終わったらそろそろ本格的に受験勉強の開始となります。

目標は中1から中3の1学期までの「単語」と「文法」を夏休み中に固めることです。

クラブ引退後、どれだけすぐに勉強に気持ちを切り替えられるか。

それによって、今後の学習の進度や到達レベルが変わってきます。

中学3年生の2学期

中3の2学期は定期テストはもちろん、実力テストもあるでしょう。

志望校と自分の学力レベルの差を測ったり、学習がうまくすすめられているかチェックするために、模試も積極的に受験するべきです。

単語と文法が仕上がった受験生は長文とリスニングの学習を開始しましょう。

英語が得意な人は、なるべく早い時期での単語・文法の完成を目指して先取り学習も進めていきたいところです。

中学3年生の冬休みから受験まで

単語と文法が仕上がったら、長文とリスニングの学習を開始しましょう。

また、年明けごろからは過去問の学習もスタートしたいところ。

冬休み以降に単語と文法が足を引っ張っているようなら、ペースアップが必要です。

英語が苦手な受験生も、スタディサプリを使えば文法は45日間で学習可能です。

学校は文法内容が残っていると思いますが、出来れば先取りで学習しておきたいところです。

高校受験の英語に関するよくある質問への回答

それではここからは高校受験の英語の勉強について多く頂く質問にお答えしていきます。

高校受験の英単語はどこまでやればいいですか?

高校受験に向けての英単語は、高校受験で出題される2400語の単語を英語から日本語に直せる状態だとしています。

単語が日本語に直せない状態では、長文問題の勉強をうまく進めることができないからです。

今回の記事で紹介した、単語帳がしっかり覚えられていれば十分達成できています。

英語から日本語に直せるようになった後は、日本語から英語にも挑戦しましょう。

英語の受験勉強はどのくらいのペースで進めればいいですか?

単語と文法は2学期中に終わらせるのが理想です。

2学期からは長文とリスニングの対策をしたいからです。

ですが、クラブが忙しかった受験生などは2学期に入っても文法が残っていることは珍しくありません。

単語と文法は最低でも冬休みまでには目処を付けて、冬休みは長文とリスニング、年明けからは過去問演習をしたいところです。

ペースどおりに進んでいないのですがどうすればいいですか?

もし、ペース通り進んでいないならなるべく早く取り組むようにしましょう。

急いでも、あまりいい結果を生み出すことはありません。

たとえば、もう時間がないので過去問ばっかりやるという人がいます。

過去問は現状の学力や志望校の問題傾向を知ることはできますが、分野別の学習ができないと学力は上がっていきにくいです。

偏差値70を越えるような高校の対策はどうすればいい?

偏差値70を越えるような超難関高校を目指す場合、今回紹介した勉強に加えて高校レベルの学習が必要です。
以前、灘高校(偏差値79)に進学した受験生には次のようなことを課していました。

もちろん、ほとんどの高校受験生はここまでやる必要はありません。

英語が苦手なのですが、何から始めればいい?

英語が苦手、たとえば偏差値40くらいの受験生が逆転を目指すのであれば単語と文法から土台作りをしましょう。

厳しめに言うと、偏差値40台ということは基本が理解出来ていなかったり、覚えられていなかったりする可能性が高いです。

今回ご紹介したステップ通りに学習に取り掛かってみてください

英検は受けた方がいい?

英検による加点がある高校を受験するなら、英検の所得を目指しましょう。

10月〜11月に行なわれる第二回を受験するのがベストですね。

スピーキングテストはどうやって対策すればいい?

2023年度の都立高校入試で導入されたスピーキングテストが導入されました。
また、全国学力テストでもスピーキングテストが導入され、、今後は他の他府県の高校や私立高校でも導入されていく可能性があります。

全国学力テストでの6割の生徒が0点で、平均正答率は12.4%とかなりまずい現象が起こっています。

スピーキングテスト対策としては次の4つのステップが考えられます。

ステップ①中学で習った基礎を復習する
ステップ②音読の練習をする
ステップ③質問に答える練習をする
ステップ④練習問題を用いて対策する

やはり、英会話形式の学習を取り入れるのが最も手っ取り早い方法だと言えるでしょう。
実際にはほかの教科の勉強も並行する必要があったりと、英会話のみに時間を用意することは難しいでしょう。

最近ではオンラインで英会話の練習ができるアプリなども増えてきています。
次の上げるようなツールを使って学習すると良いでしょう。

実際の勉強法については次の記事でまとめています。そちらも参考にしてみてください。

スピーキングテストの勉強法については別の記事で更に詳しくまとめています。
そちらも参考にしてみてください。

高校受験の英語スピーキングテストを自宅で対策できる学習ツール3選【正答率12%・0点が6割】

高校受験の英語の勉強法まとめ

本記事では、高校受験の英語の勉強法を紹介しました。

近年の高校受験では長文リスニングの比重が高まっています。

長文とリスニングから正確に意味を読み取るためには、単語文法の知識が必要です。

単語と文法の知識を活かして、そして長文とリスニングを解く

このイメージで学習することで、高校受験の英語での成績アップを目指せます。

最後に「高校受験の英語の勉強5ステップ」をもう一度紹介しますので、何度も繰り返し見直して役に立ててみてください。

効率よく英語学習を進めるためにおすすめなのがスタディサプリです。

スタディサプリでは、文法・長文・リスニングなど英語に必要なトップ講師の授業で学習できます。

2週間無料体験を学習することも可能なので、一度使ってみてはいかがでしょうか?

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