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- 東大の赤門をくぐれないの?
- いつから、そしていつまで?
- 開かない門についたあだ名は?
Mr.michizane
日本最難関の大学として有名な「東京大学」。
その東京大学に合格し、一番最初に東大生を自覚する瞬間は、「赤門」をくぐったときかもしれません。
しかし、現在、東大の赤門は通行禁止になり、かたく閉ざされたまま。
・・・(株)合格の取材陣が、関東随一の合格祈願で知られる湯島天満宮を取材に行ったタイミングで、せっかくだから東京大学にも足を運んでみよう!ということになり、赤門が閉鎖されている状況を知りました。
湯島天満宮から東京大学の赤門前まで徒歩約13分。
まさに「足を運んだ」我々(株)合格が知った驚愕の事実をご覧ください。
そもそも東大の赤門ってなんですか?受験生のあこがれの歴史に迫る!
赤門前の敷居内に掲げられた説明看板には、以下のように書かれていました。
文政10年(西暦1827年)加賀藩主前田斉泰にとついだ11代将軍徳川家斉の息女溶姫のために建てられた朱塗りの御守殿門であり、重要文化財に指定され ています。
加賀の第12代藩主である前田斉泰が江戸に建てた住居の内側にある大切な”もの”を守るため、赤門は作られました。
看板にも書かれているように、11代将軍徳川家斉の息女を妻として迎えるために作られた邸宅は、現東京大学・本郷キャンパスの位置にありました。
赤門の正式名は「旧加賀屋敷御守殿門」といい、御守殿門とは、武家の位で三位以上、つまり公家相当の家に嫁ぐ将軍家の息女が住むための屋敷を指す言葉であったようです。ちなみに、そのことが変じて、嫁いでいった将軍家の息女そのものを指し示す言葉としての意味もあったとか。
さてさて、赤門には、ところどころに将軍家や前田家を誇示するモチーフが使われています。
その中で、軒の部分にある丸い瓦には、前田家の家紋である梅鉢がしっかりとかたどられています。
前田家では、天下人・織田信長をささえ、戦国時代に「槍の又左」と恐れられた前田利家の時代から、加賀梅鉢と呼ばれる梅をかたどったモチーフを家紋としていました。
梅紋といえば、菅原家の家紋。
なぜ、前田家がその梅鉢を家紋としているのか・・・?
その理由は、前田家が菅原道真公の子孫を自称してきたからです。
菅原家との由緒を既成事実とすることで名門となり、実力者として財を蓄えては、各地の天満宮に資金を提供する。
そんな深い縁が、前田家と天満宮を支えつづけました。
ちなみに、加賀梅紋は、湯島天満宮や北野天満宮でも使われているとあって、(株)合格スタッフも非常にご縁を感じたものです。
〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3
東京大学のシンボル「赤門」はなぜ閉鎖されているのか?
なぜ赤門は閉鎖されているのか?
さまざまな仮定をもとに耐震基礎診断をこの赤門にたいして実施した結果、その一部で耐震性能の低下が見られた、と東京大学本部保全課による発表がありました。
耐震性能に不安がある限り、いざという時の危険をそのままに、学生を通すわけにはいきません。
我が国をリードしてくれるであろうエリート達の安全を守るため、耐震性能の確保がしっかりと確認できるまでは、この赤門の通行を禁止して、門を閉じる。
そう判断したようです。
赤門を閉じている間、代わりに伊藤国際学術研究センター門(仮称)が開かれます。
ある意味で、赤門の代わりをできるゲートはありえないのですが、地震発生時の不安を払拭する状況を早く作ってもらいたいものです。
開門期間:令和3年2月12日(金)~
開門時間:7:00~22:00
では・・・
いったいいつ赤門の通行が再開するのでしょうか・・・?
次で詳しく解説していきます。
東京大学のシンボル「赤門」はいったいいつ開門されるのか!?
耐震性に不安要素が発見された東京大学のシンボル・赤門が、2021年2月12日から通行禁止、閉門されました。
東京大学本部保全課の発表によると・・・
耐震性能の確保が確認できるまでの間、赤門の通行を禁止し閉門の措置を行うこととします
とあります。
ほうほう、それはいったいいつ頃になるのでしょうか?
再び、東京大学本部保全課の公表ページ に戻って確認してみましょう。
赤い波線部分です。
えっ(絶句)
(閉門)~耐震性の確保が確認できるまでの間
としか書かれていません。
えっ!
それだけ!?
つまり、状況によっては10年かかるかもしないし、20年間は伊藤国際学術研究センター門(仮称)を赤門の代わりに使ってもらうかも・・・
という可能性もありえます。
噂レベルでは、修復に1、2年はかかるのではという声もあるそうですが、公表されている具体的な工期はありません。
東京大学さんは、安全のために最善を尽くされてるので誰も文句はいえませんが・・・
それでも、アジアでも知られる「東大の赤門」をできるだけ早く復活させてもらいものです。
東京大学のシンボル「赤門」が陰で呼ばれるネガティブなあだ名とは?
1827年、将軍家の息女である溶姫を迎えるために作られた邸宅の門として誕生した「赤門」ですが、正式名称ではありません。
「旧加賀屋敷御守殿門」が正式な呼称であり、国の重要文化財にも指定されるほどの建造物です。
それほど立派な門ですが・・・
「旧加賀屋敷御守殿門をくぐって東大に通学したいよね~」
なんて受験生の声を聞いたことは一度もありませんから、ほとんどの人にとって、あの朱塗りの木造建築物である門を呼ぶときは赤門(あかもん)と呼ぶはずです。
さて、前置きはほどほどにして、そんな天下の赤門のことを陰でディスっている人々がいます。
繰り返しになりますが、赤門は2021年2月12日から、無期限閉門されています。
赤門見たさにこの地を訪れる国内外の観光客からは、見たかったのに見れなかった悔しさも交じってか、つぎのように呼ばれているそうです。
赤い門あらため、開かない門
アカ(ン)モン
と・・・。
最初にいいだしたのは関西からのお客さまでしょうか・・・
あかんやつ みたいな超絶否定的なニュアンスを含んでいるようですが、その多くはやっぱり残念な気持ちから思わず口をついて出たんだと思います。
日本三景宮島の厳島神社の大鳥居も足場で隠れていました。
世界遺産であり、白鷺城の異名を持つ名城・姫路城も、50年ごとに修理のために鎧をかぶります。
どんなものでも修繕が必要なのは理解できますが・・・
学業成就を志す受験生にとって、東京大学のシンボルである赤門が開いている場面は、とてつもなくポジティブなシーンのはずです。
ですから、受験生が発した言葉であったなら、少しは理解できると言うものですが・・・
真相は誰にも分かりません。
だとしてもっ!
できるだけ早く、開けゴマっ!
赤門さま!
受験生の勇気となるために。
(株)合格からのお願いですm(_ _)m
東京大学のシンボル「赤門」にちなんだ名店を紹介!
赤門付近には、東京大学のシンボル「赤門」の名を冠したお店や企業がそこかしこにあります。
- 赤門そば
〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目27−8
営業時間
金曜日 11時00分~14時30分
土曜日 定休日
日曜日 定休日
月曜日 11時00分~14時30分
火曜日 11時00分~14時30分
水曜日 定休日
木曜日 11時00分~14時30分
まさに赤門の真向かいあたりにあるおそば屋さんで、そばだけではなくうどんやカツ丼など、庶民に愛されるメニューが豊富。WEB上に転がる口コミをみても、またリピしたいといった声が見受けられます。
お次は・・・
- 赤門餃子軒
〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目28−3 中銀マンシォン 101
営業時間
金曜日 11時00分~23時00分
土曜日 11時00分~23時00分
日曜日 定休日
月曜日 11時00分~23時00分
火曜日 11時00分~23時00分
水曜日 11時00分~23時00分
木曜日 11時00分~23時00分
1000円以内のメニューに満足感が高いと評判の中華料理店です。看板メニューの餃子はいわゆる「焼き餃子」で、種類も豊富です。
最後はこちら。
- 赤門もちの扇屋
〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目28−3 中銀マンシォン 101
TEL:03-3811-1120
URL:https://www.oogiya.co.jp/
営業時間
金曜日 9時00分~18時00分
土曜日 9時00分~18時00分
日曜日 定休日
月曜日 9時00分~18時00分
火曜日 9時00分~18時00分
水曜日 9時00分~18時00分
木曜日 9時00分~18時00分
昭和25年創業の扇屋は、東大赤門前にある和菓子店です。看板商品の「赤門もち」は同店の登録商標で、黒糖をまぶした特徴的なわらび餅です。普段使いのスイーツとしてだけでなく、お土産物として受験生にも喜ばれそうな逸品です。
赤門の店名を持つ飲食店と、赤門を商品名に盛り込んだ和菓子店をご紹介しました。
赤門を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいですね!
まとめ
今回は、東大の赤門が閉門されていることに関する記事を書きました。
「合格」というキーワードを想うとき、連想するイメージの上位に登場しそうなこの赤門(と東大)は、(株)合格にとって切っても切り離せない存在です。
- そもそも東大の赤門ってなんですか?受験生のあこがれの歴史に迫る!
- 東京大学のシンボル「赤門」はなぜ閉鎖されているのか?
- 東京大学のシンボル「赤門」はいったいいつ開門されるのか!?
- 東京大学のシンボル「赤門」が陰で呼ばれるネガティブなあだ名とは?
- 東京大学のシンボル「赤門」にちなんだ名店を紹介!
こんな内容でいろいろと記事を書きましたが、取材の最中も、書いている間も、ずっと考えていたことはやっぱり1つ。
早く開門してくれ、赤門。
ということでした。
東京大学の赤門をくぐるために努力し続ける受験生のみなさん。
赤門は、あなたが通学するそのときのため、頑丈に、より安全に生まれ変わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。