エンプティカロリーとは?|身体に優しいお菓子にするめはいかが?

「エンプティカロリーって何?お菓子はどういう物を食べればいいんだろう?」

今回はこんな疑問にお答えします。

今回はエンプティカロリーについて紹介します。

お菓子によっては身体に害が出てしまうものがあるため、お子様のお菓子選びは重要です。

お菓子によっては学習効果が上がるような働きをしてくれるものもあります。

この記事では、エンプティカロリー食品のデメリットや身体に優しいお菓子を紹介します。

エンプティカロリーとは

近年注目され始めた『エンプティカロリー』という言葉。

エンプティカロリー(empty calorie)とは、「高カロリーにも関わらず、栄養素は空っぽの食品」のこと。

ゼロカロリーと勘違いしている方も多いですが、空(empty)なのはカロリーではなく、大切な栄養素のことです。

大正製薬のホームページでは、「脂質や糖類がほとんどで、ビタミンやミネラルといった身体に必要な栄養素が極端に少ない食品や飲料のこと」と記載されています。

エンプティカロリー食品の一部を紹介します。

  • ハンバーガー
  • ジャンクフード
  • カップ麺
  • スナック菓子
  • ジュース

例を見てみると高カロリーで健康的とは言いがたい食品が並んでいます。

エンプティカロリーの食べ物から受けるデメリット

なぜ「エンプティカロリー」が最近注目されているのでしょうか。

エンプティカロリーの食べ物から受けるデメリットは次の3つです。

1つずつ解説します。

生活習慣病のリスクがある

エンプティカロリー食品は、糖質と脂質の割合がとても多く高カロリーなことが特徴です。

糖質を摂りすぎると、中性脂肪に変わり体内に蓄積され肥満の原因となります。

脂質も肥満の原因や、心筋梗塞をはじめとする循環器疾患などの生活習慣病のリスクがあります。

特に子どもの食事には要注意。

というのも、日本小児内分泌学会によると、子どもの肥満が急増しており、すでに1割の子どもが肥満になっています。

さらに将来、大人の肥満に移行しやすいため注意が必要です。

新型栄養失調の危険性が高まる

エンプティカロリー食品はたんぱく質やビタミン・ミネラルがほとんど含まれないこともデメリットの1つです。

ハウス食品の調査によると、8割の子どもが新型栄養失調のリスクがあることがわかっています。

新型栄養失調とは摂取カロリーは足りているのに、タンパク質やビタミン、ミネラル、といった特定の栄養素が不足している状態を言います。※参考OMRON

味覚障害のリスクが高まる

エンプティカロリー食品は、カップ麵やスナック菓子など添加物を多く含む食品が多いです。

川嵜耳鼻咽喉科によると、食品添加物の中にはリン酸塩など亜鉛の吸収を妨げるものが多く、亜鉛不足から味覚障害を起こします。

エンプティカロリー飲料に多く使われている人工甘味料も味覚障害を引き起こす原因と言われています。

中川駅前歯科クリニックでは、人工甘味料は砂糖の数百倍の甘味があり、その甘さに慣れてしまうと味覚が鈍り、より強い甘未を求めるようになると警告しています。

エンプティカロリーのお菓子の例

エンプティカロリーにはデメリットが多く、成長期の子どもは特に摂取を控える必要があります。

次のようなお菓子がエンプティカロリー食品に該当します。

1つずつ見ていきます。

チョコレート

チョコレートは脂質と糖分が多く、代表的なエンプティカロリー食品です。

板チョコは1枚50gで約280kcalあり、そのうちのほとんどが脂質と糖分が占めています。

ご飯1杯で約240kcalと言われているので、チョコレートのカロリーの高さがよく分かります。

チョコレートは糖分が多いうえ、長時間歯にくっついているため虫歯の原因としても注意が必要です。

ポテトチップス

ポテトチップスは脂質・糖質が多く不健康なイメージが強いお菓子です。

ポテトチップスには脂質・糖質以外に、塩分が多く含まれています。

塩分は必要不可欠な栄養素ですが、過剰な摂取は高血圧のリスクを高めてしまいます。

ソフトドリンク

炭酸ジュースや果汁ジュースなどもエンプティカロリー飲料に当たります。

炭酸飲料はタンパク質やビタミンなどほとんど入っていないにもかかわらず、ペットボトル一本で200kcalを超えています。

中でも気を付けなければいけない清涼飲料水は、人工甘味料が含まれているものです。

カロリー・ゼロや糖質オフ・低カロリーなどとうたっている清涼飲料水が多くあります。

お子様におすすめの身体に優しいお菓子の例

お子様に与えるお菓子は、健康に害の無い身体に良いものをあたえてあげましょう。

エンプティカロリーに該当しない、身体に優しいお菓子の例を紹介します。

ヨーグルト

ヨーグルトは栄養バランスの良い乳に、乳酸菌の働きをプラスした健康的な食品です。

ヨーグルトには身体に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。

  • たんぱく質
  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • カルシウム
  • 必須アミノ酸
  • 乳酸菌

乳酸菌には腸内フローラを改善する働きもあります。

善玉菌と悪玉菌のバランスを整え、免疫機能への作用もあり、身体に優しいお菓子です。

干し芋

干し芋は栄養価の高さから、近年注目されている健康食品です。

干し芋は蒸したさつまいもの約2倍の食物繊維が含まれています。

ビタミン類も多く含まれ、疲労回復や免疫力の向上が期待でき、身体の調子を整えてくれます。

砂糖や添加物が入っていないものが多く、安心してお子様に与えられるお菓子です。

アーモンドフィッシュ

煮干しにはたんぱく質とミネラル、ビタミンが多く含まれ、脂質と糖質が少なく低カロリーな食品です。

煮干しにはDHAやEPAが含まれており、記憶力の向上など学習効果が期待できます。

アーモンドに含まれるビタミンEは強い抗酸化作用を持ち、動脈硬化や生活習慣病の予防に効果があります。

するめ

するめは脂質と糖質が低く、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれた健康的なお菓子です。

するめは噛み応えがあり、噛めば噛むほどうま味成分が出てきます。

するめを噛むことで口周りの筋肉を動かし、脳の血流を良くする学習効果が期待できます。

『学問のするめ』という、太宰府天満宮発祥のするめがあります。

勉強中や、試験・受験に頑張るお子様に特におすすめです。

勉強のおやつにはするめがおすすめ

するめはおつまみのイメージが強いですが、実は勉強のおやつにおすすめです。

というのも、するめには栄養がいっぱい含まれているからです。

するめに含まれている栄養素

するめは栄養価が高く、学習効果が期待できる成分も多く含みます。

各成分の効果を紹介します。

たんぱく質
たんぱく質は体内でアミノ酸に変化し、細菌やウイルスと戦う作用があります。三大栄養素の1つで、たんぱく質が不足すると免疫力も低下するためしっかり摂取する必要があります。

ビタミンE
強い抗酸化作用があり、身体の酸化を防ぎ動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果があります。

EPA
身体の免疫反応を調節する働きがあります。中性脂肪の増加を防ぎ、動脈硬化や脂質異常を改善します。

DHA
脳の神経細胞の情報伝達をスムーズにする働きがあります。記憶力を向上させる学習効果が期待できます。

タウリン
血中のコレステロールを下げ、中性脂肪を減らす効果があります。血圧を下げる効果もあり、高血圧の予防にも期待できます。

ビタミンB群
エネルギー代謝を高め、疲労回復や貧血予防、ストレス緩和に効果があります。

ミネラル
身体機能の維持や調節に欠かせない栄養素であり、心身のバランスを正常に保つ作用があります。するめは脂質と糖質が低く、上記のようにたんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれるため、エンプティカロリー食品には該当しません。

さらに、学問のするめは、香料・着色料・保存料が無添加

学問のするめは栄養素を多く含んでいるだけでなく、香料・着色料・保存料が無添加なので安心して食べられます。

また、学問のするめは、北海道函館近海でとれた新鮮なするめを使用しています。

まとめ

今回はエンプティカロリーやその危険性を紹介しました。

エンプティカロリーは高カロリーにも関わらず、身体に必要な栄養素がほとんど入っていない食品です。

エンプティカロリーのお菓子はチョコレートやポテトチップス、ソフトドリンクなどがあります。

身体に優しいお菓子はヨーグルト、干し芋、アーモンドフィッシュ、するめなどがあります。

どれも栄養価が高く、身体の機能を整える作用や、学習効果のある成分が入っています。

エンプティカロリーの食品を過剰に摂取してしまうと、生活習慣病や、肥満や新型栄養失調のリスクが高まってしまいます。

できるだけエンプティカロリー食品を避け、身体に優しいものを摂取するようにしたい物ですね。

特に学問のするめで販売しているするめは、安心安全商品ですので、勉強のお供におすすめです。

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