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- 自己肯定感ってなんですか?
- そもそも意識しないといけないの?
- 自分を好きになってほしい!
Mr.michizane
自己肯定感は人生を左右します。
自分自身をプラスに評価するいくつかの表現があります。
自己愛、ナルシスト、自信家など、プラス表現なのに、なんとなく否定的なニュアンスを含んだ言葉のように感じます。
でも、自己肯定感はとても健全であり、幸せに生きていくうえで欠かすことのできない要素です。
(株)合格では、自己肯定感の有無(自分のことが好きかどうか)について、小学生の生の声を聞きつづけてきました。
本人たちから集めてきた有意義な情報をシェアします。
では、ご覧ください。
小学生の自己肯定感を上げる方法と魔法の言葉!低い子の特徴は?
自己肯定感は簡単に上がったり下がったりします。
ちょっとしたことで影響を受けるなら、その原因を知りたいと思いませんか?
自己肯定感は、例えるなら、心の貯金残高と考えるとわかりやすいと思います。
少しの工夫で、残高はあっという間に増えていきます。もちろん、負の残高・借金もあっという間に・・・
では、自己肯定感が高いと、何かいいことがあるんでしょうか?
下のグラフをご覧ください。
出典:文部科学省
文部科学省が、小学校6年生から中学校3年生までにある分析調査を行いました。
各種調査における自己肯定感に関する項目(「自分には、よいところがある」、「今の自分が好きだ」等)と、学力、子供の意識、行動意識などの属性別項目とでクロス分析を実施しました。
各教科の正解率が高い児童生徒ほど、「自分にはよいところがある」と回答した割合が高いという結果が出ました。
“自己肯定感が高いと、勉強ができる”
という調査結果が出たってことです。
そもそも、自己肯定感ってなんですか?
自己肯定感について、できるだけシンプルに定義します。
- 自分のことが好き!
- ありのままの自分にOK!
自己肯定感という言葉、大人からすると当たり前すぎて素通りしてしまいそうです。
子どもに当てはめて考えたとき、自己肯定感を高めるために、当たり前のことをちゃんと届けてあげられてなかったことに気がつきます。
自己肯定感が低い子供の特徴を知ってください。
そして、自分の関わっている子どもはどうなのか、確認してみましょう。
どんな場合に自己肯定感が上がり、何が原因で下がるのかを知りましょう。
少しのできごとが、子どもの一生を劇的に変えるかもしれません。
自己肯定感が低い子の特徴は5つ
あの子は、自分のことが好きですか?
平成26年に、小中高生を対象に文部科学省が行った自己肯定感に関する資料です。
- 自分のことが好きだ・・・平均約18%
- 自己肯定感が高い・・・・平均約15%
小中高生の約5人に4人が自分のことを嫌いといっています。
小中高生の約6人に5人が自己否定を繰り返しているということです。
これって・・・
とんでもない事実じゃないですか?
自己肯定感が低いと、しあわせを感じにくくなるといます。自分の自己肯定感がどこにあるのかをチェックして、対策を練りましょう。
特徴1:チャレンジしない
自己肯定感が低いと、物事に積極的に挑戦しようとしないしません。
どうせ自分なんか・・・という自己否定が湧きあがり、まだ何もやっていないのに、すでに頭の中では失敗したシーンをイメージします。
特徴2:すぐにあきらめる
仮に、無理にプッシュして何かにチャレンジしても、すぐにあきらめてしまうという特徴があります。この特徴も、自己肯定感の低さを表しています。
特徴3:自分を責める
自己肯定感が低いと、些細なことで自分自身を責めてしまいます。
挙句の果てに落ち込みます。自己嫌悪の負のループです。
自己嫌悪→挑戦しない→あきらめる→自己嫌悪→・・・
の繰り返しです。
特徴4:大人の評価を信じない
自己肯定感が低いと、大人が褒めてもなかなか喜びません。
「すごいね」と称賛しても、「またお世辞を・・・」なんて受けとって、素直に喜べないのです。
特徴5:自分の考えを言わない
自己肯定感が低いと、自分の考えや意見をいわなくなります。
幼いころに否定された体験が忘れられず、自分の意見を言わなくなってしまう例は少なくありません。
話す言葉もどこか他人事で、自分の言葉としてではなく、誰かが言ってたよ!というような話し方になりがちです。
小学生の自己肯定感を高める方法と魔法の言葉
大人の未熟さで下げてしまった自己肯定感は、大人が取り戻しましょう。
大人だって完璧じゃありません。反省して、何度でもやり直すことができます。
謙虚で素直な気持ちで、子どもに正しい姿勢で関わりましょう!
自己肯定感を高める方法
子どもの自己肯定感を高めるのは簡単です。いままでやってきたことと逆のことをすればいいだけです。
子どものありのままを受け入れる
ありのままを受け入れる大切さを最初に教えてくれたのは、ビートルズの「レットイットビー」でした。
あるがままでいること。
きみは「そのままでいいんだよ。」ということを世界中に教えてくれた歌でした。
子どものあるがままなんて、いつも認めてるからっと考えがちですが、いまのその子で足りないものは1㎜もないってことです。
それ、わたしたちは本当にできてるでしょうか?
子供の行動を受け入れて、あるがままの姿を認めて、子どもを決して否定しない。
無条件の愛を与え、子どもを尊重して育てる。
子どもは授かりものではなく、預かりものと考えましょう。
もっと謙虚になれます。
子どもは授かりものではなく、預かりもの
感謝する
子どもに感謝を伝えていますか?
(魔法の言葉①)こと、寄り添っていてくれること、ともに学んでくれること。
本当にありがとうと何度も伝えましょう。
感謝されると、生きる喜びが源から湧いてきます。
親は、もっとも身近な先祖です。その先祖から感謝されるなんて、最高にうれしいことですよね。
子どもと一緒に喜び、一緒に感動し、そして暖かく見守る。失敗も寄り添って応援する。
たくさん褒める
褒めるというのは、アメとムチのアメの部分だし、当たり前にやってますよ!といわれそうです。
でも、本当にそうですか?ちゃんとできているとしたら、それは偏った褒め方をしているのかも知れません。
どのように偏っているかは、次の「小学生の自己肯定感が下がる原因」でお伝えするとします。
褒めるときは、全力で褒めます。
命をかけて、その子の行動を褒めます。存在を褒めます。
そうすることで、健全な自己愛が育まれ、自己肯定感が高まっていきます。
一緒に日光浴をする
太陽の光を浴びると、セロトニンに分泌を促進します。
セロトニンは、脳内で分泌される神経伝達物質で、安心感や平常心をもらたし、精神の安定させ、ストレスを減らしてくれると言われています。
しあわせホルモンと呼ぶ人もいるようですが、確かにしあわせな状態でないのに、自己肯定感を育てるのは大変です。
子どもと一緒に日光浴をしながら体を動かし、たくさんおしゃべりをしましょう。
おっと、子どもの話を肯定するのをお忘れなく。
質の高い睡眠をとる
まず、子どもの成長に必要な睡眠時間がどのくらいか知っていますか?
じつは、大人が考えているよりも、理想の睡眠時間はもっと、ずっと長いんです。
- 3歳~ 5歳:10~13時間
- 6歳~13歳: 9~11時間
睡眠には、脳に必要な物質が生みだされるのを応援します。
また、ストレスが減って、心身ともにリフレッシュするのは、誰でも体験したところでしょう。
質の良い睡眠を手に入れるため、次の3つを守りましょう。
- 寝る3時間前に食事を済ませる
- 寝る1.5時間前にお風呂を済ませる
- 寝る1時間前にスマホをやめる
理由についてはまた別の機会にくわしくご紹介します。
とにかく、しっかり寝て、健全な精神状態に自分を持っていきましょう。
魔法の言葉
子どもの自己肯定感を高める魔法の言葉をお伝えします。
これは、(株)合格オリジナルであり、何かの書籍を参考にしたものではありません。
- 生まれてくれて、
ありがとう! - 信じてるよ!
- 大好きだよ!
その他、WEB上にはたくさんの嬉しかった言葉がありました。
- よく頑張ったね
- すごいね
- おめでとう
- 良くやった
- お帰り
ぜひ、参考にしてみてください。
小学生の自己肯定感が下がる原因
自己肯定感を上げる方法の逆をしてきましたか?
大人は大人のモノサシで、ついつい子どもと接してしまいます。
じつは、大人の自己肯定感が低かったり、劣等感が強かったりすると、子どもも同じような否定的な状態で成長するようです。
具体的にみていきましょう。
自己肯定感が下がる原因
必要以上に厳しくしつけている
自分ができなかったことを、子どもに期待する親がいます。
大人の劣等感をぶつけられているようなもので、絶対にプラスに働きません。
親とは別な人間です。
子どもには、子どもの得意なこと、好きなことをさせてあげましょう。
子どもの話を聞かない
「ちょっと待って!後で!」
子どもの話を聞けないほど忙しいこと、誰だってありますよね?
確かにそういうときもあるでしょうが、子どもにはこう映ります。
「自分より大切なことがあるんだ・・・」
どうでしょう?忙しさにかまけて、本当に大切な人に、大切な想いを届けてますか?
ヒドイのになると、子どもの話を聞くどころか、子どもを否定するような発言を繰り返すことです。
大人の私たちだってそんな立派に生きてきたわけじゃありません。
子どもの人格まで否定するのはやめましょう。
結果でのみ評価する
子どもが野球を頑張っています。努力した結果、優勝を逃して2位になった。
「2位か・・・」なんてガッカリしてませんか?
プロセスよりも優れた結果を得ることが目的なのは、子どもでしょうか?それとも・・・?
野球を通して、努力や工夫を学び、将来社会にしっかりと適合できる大人になること。
そんな大人になることの目的は、しあわせに生きてくれること、ですよね?
得たい目的を明確にしましょう。
いい大学に入るのも、何かで結果を出すことも、ゴールは子どもの「無条件のしあわせ」です。
他の子どもと比較する
「他人と自分を比べることが不幸のはじまりである。」
小林正観という哲学者が繰り返し伝えた言葉です。
子どもを他の子どもと比べ、足りない部分を伝えることは、「自己肯定感を高める方法」の「子どものありのままを受け入れる」とは正反対の反応です。
この子はこの子、よその子はよその子。
これは絶対のスタンスにしましょう。
親の姿勢が子どもに伝わって、自己肯定感が高まります。
子どもの行動を保護者が決定する
親が子どもの行動に先回りして、何もかも決める・口出しするのは、サイアクです。
きみにはそれをする力がない
という宣言に近いもので、自己肯定感を下げ、子どもの自主性が育つのをとことん邪魔します。
子どもにはヒントのみ。
「親」という字は、「立」・「木」・「見」の組合わせでできています。
木の上に立って見守るという意味であり、子どもができることまでやってあげることではありません。
繰り返しになります。
子どもは授かりものではなく、預かりもの。
これを胸に刻みましょう。
小学生の自己肯定感を上げる方法と魔法の言葉 まとめ
勉強に身が入らないのは、やる気がないからじゃなかった!
まず、自己肯定感が低い子の特徴を説明しました。
- 特徴1:チャレンジしない
- 特徴2:すぐにあきらめる
- 特徴3:自分を責める
- 特徴4:大人の言葉を信じない
- 特徴5:自分の言葉で話さない
次に、自己肯定感を高める方法と魔法の言葉について、(株)合格なりの見解を、様々な資料をもとにお話をしました。
また、自己肯定感が下がる原因を知ることで、対策を立てることができます。
最近、自虐的に、「おれ、自己肯定感が低いから~」なんて耳にしますが、まさに「とんでもないこと」です。
本人も、子どもに影響を与える立場の人も、本気で自己肯定感を高めましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。