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2023年度の都立高校入試で導入されたスピーキングテスト。
全国学力テストでも2023年度からスピーキングテストが導入されており、今後は他の他府県の高校や私立高校でも導入されていく可能性があります。
しかも、その全国学力テストでの6割の生徒が0点で、平均正答率は12.4%。
スピーキングテストへの対策の重要性が高まっています。
そこで今回は、高校受験の英語スピーキングテストの勉強法についてお話します。
- 都立高校のスピーキングテストで出題された問題とは
- 高校受験の英語スピーキングテストの勉強法
- 自宅でスピーキングテスト対策ができる学習ツール3選
高校入試の英語スピーキングテストでは、出題内容に応じた対策を行うことが大切です。
この記事では、高校受験の英語スピーキングテストで確実に点を取るための勉強方法を解説します。
また、自宅でスピーキングテスト対策ができる学習ツール3つを紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
高校入試にスピーキングテストが導入
令和4年度より、都立高校の入試では、東京都中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)が導入されています。
まずは、導入の経緯や理由を解説します。
都立高校では2023年度入試から導入開始
令和4年11月27日に初めての東京都中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)が実施されました。
スピーキングテストの結果が6段階で評価され、生徒の調査書に記載されます。
その調査書が志願先の都立高校に提出されるといった仕組みです。
スピーキングテストが導入される理由
スピーキングテストが導入された理由は、「話す力」を測ろうとするためです。
中学校では「読む、書く、聞く、話す」といった4技能が教えられていました。
それでも、高校入試では「話す力」が問われないということが問題となっていました。
そうした背景から、スピーキングテストが導入されました。
つまり、これは東京都に限らず、他の他府県でもこれから導入される可能性があるということです。
都立高校入試のスピーキングテストとは
東京都中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の日程や内容について詳しく解説します。
試験日程
令和5年11月26日(日)(予備日:令和5年12月17日(日))
に実施されます。
出題範囲
中学校3年間で習った内容から出題されます。
中学で習う「読む」「書く」「聞く」「話す」のうち、「話すこと」の力を測るテストになっています。
テストの受け方
スピーキングテストでは、以下の3点が配布されます。
- タブレット端末
- イヤーマフ
- イヤホンマイク
配布されるイヤホンマイクを通じて、タブレット端末に録音する形で実施されます。
人を相手に話す形式ではないので注意が必要です。
出題内容
以下の4つのパートに分かれています。
都立高校入試のスピーキングテストでの出題問題
- 表示された英文を音読する
- 与えられた情報をもとに、質問に答えたり、質問をしたりする
- 4コマイラストを英語で説明する
- 英語の音声を聞いたうえで、質問に対する自分の考えを述べる
採点基準と採点方法について
以下の3つの観点において採点されます。
- コミュニケーションの達成度(コミュニケーションがとれているかどうか)
- 言語使用(英語を正しく使えているか、内容が適切かどうか)
- 音声(正しい発音で話すことができているか)
採点されたものはIRTという統計処理によって100点満点で表示されます。
さらにそれらがESAT-J GRADEという6段階の評価に分けられます。
A~Fの段階評価に応じて、内申点に加算されるという流れです。
例)スコアが85点であればA評価となり、内申点は20点追加されます。
2023年の全国学力調査の英語スピーキングテストでは、正答率12% 0点が6割に
実際に2023年から全国学力調査でも、スピーキングテストが導入されています。
これが、実際の全国学力調査で出題された問題。
なんと、6割の生徒が0点で、平均正答率は12・4%。特に、環境問題に関して、話し手の意見に対する自分の考えや理由を話す問題で平均正答率が4.2%まで落ち込んでいることがわかりました。(中3英語スピーキング、正答率12% 0点が6割 全国学力調査:https://www.asahi.com/articles/ASR70552PR7XUTIL01X.html)
このことから、スピーキングテストに向けて、しっかりと対策を行わなければいけないということがわかります。
スピーキングテスト対策は何をすればいい?
では、スピーキングテストに向けてどのような対策をすれば良いのでしょうか?
ここでは、スピーキングテスト対策について4つのステップを解説します。
ステップ①中学で習った基礎を復習する
まずは、中学校3年間で習った単語や文法といった基礎を復習する必要があります。
なぜなら、基礎的な知識がなければ聞いた英文を正しく理解できないからです。
また、正しい英文を作り、スピーキングを行うこともできません。
単語や文法を復習する際に、正しい発音で音読しながら練習するようにしましょう。
ステップ②音読の練習をする
都立高校のスピーキングテストでは、表示された英文を音読する問題が出題されます。
そのため、普段から英文を音読する習慣をつけることが大切です。
まずは、手元にある学校の教科書レベルの英文を音読してみましょう。
その際に注意すべき点は、必ず正しい発音で練習することです。
CDの音源などを用いて、正しい発音ができているかチェックしましょう。
ステップ③質問に答える練習をする
都立高校のスピーキングテストでは、英語の質問に答えたり、自ら質問したりする必要があります。
そのため、5W1Hを使った質問には答えられるように練習しておきましょう。
5W1Hとは、以下の頭文字をとったものです。
スピーキングテストで大切な5W1Hとは
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(だれが)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
普段使っている教科書を読み、自分で質問を作ってみると良いでしょう。
慣れてきた人は、英検の2次試験対策問題集を使うのもおすすめです。
なぜなら、都立高校のスピーキングテストは英検3級や準2級の2次試験と共通している部分が多いからです。
そのため、積極的に英検の2次試験対策をするのが効果的です。
ステップ④練習問題を用いて対策する
スピーキングに慣れてきたら、本番の形式で練習しましょう。
東京都教育委員会の公式HPには、「話すこと」のトレーニング動画が用意されています。
そこでは、実際に出題される4つのパートを練習することができます。
特に、「4コマイラストを英語で説明する」「英語の音声を聞いたうえで、質問に対する自分の考えを述べる」といった問題は、対策がしにくいです。
そのため、こちらの動画を見て、何度も練習すると良いでしょう。
都立高校のスピーキングテストでは、発音や発話内容が重要となります。
初めのうちは、解答例を参考にして、何度も音読するのも有効です。
自宅でスピーキングテスト対策ができる学習ツール3選
都立高校のスピーキングテスト対策では、正しい発音で、適切な内容を話せているかをチェックすることが大切です。
独学では、適切な英語を使えているかどうかを確認することができません。
中学生のスピーキングテストはまだ始まったばかりで、中学生専用の教材はまだまだ出揃っていません。
そのため、英検対策(特に3級や準2級レベル)の教材を利用するのがお勧めです。
ここでは、3つ紹介します。
Kimini英会話
Kimini英会話は長い歴史を持つ学研ホールディングスが運営するオンライン英会話です。
こちらはアプリではありませんが、自分の目標に合わせた「コース」に沿って学習を進めることができます。
特に都立高校のスピーキングテスト対策としておすすめなのが「英検®二次試験対策」のコースです。
上でも述べたとおり、都立高校のスピーキングテストは英検3級や準2級の2次試験とよく似ています。
発音や内容に関するアドバイスを受けることができるため、効率良く都立高校のスピーキングテスト対策を進めることができます。
また、緊張感を持って会話をすることができるため、実践を想定した本格的なスピーキング対策を行うことができます。
「自分の発音が通じるのか不安」「スピーキングを指導して欲しい」という方は、Kimini英会話をおすすめします。
Kimini英会話は10日間無料体験することができるので、まずは体験し、自分に合っているかを確認してみるのが良いでしょう。
スタディサプリENGLISH
スタディサプリENGLISHは、リクルートホールディングスが運営する、英語学習に特化したアプリです。
都立高校のスピーキングテスト対策としておすすめなのが、「新日常英会話コース」です。
こちらのアプリでは、2分の動画視聴や、アプリに発話を吹き込む形で学習を進めます。
短い学習時間でスピーキングの練習ができるため、非常に継続しやすいアプリです。
発話内容はAIによって採点されるので、自分の英語が通じるかどうかをチェックすることができます。
また、状況に応じて英語で質問をする「瞬間発話プラクティス」など、都立高校のスピーキングテストに向けた対策が可能となっています。
「いきなり英会話をするのは不安」「学習を継続できる自信がない」
そんな悩みを抱える方におすすめのアプリです。
スタディサプリENGLISHは7日間無料体験をすることができます。
まずは無料体験をしてみるのがおすすめです。
スタディギア for EIKEN
スタディギア for EIKENは日本英語検定協会と教育測定研究所が共同運営する学習サービスです。
英検準1級〜5級に対応しており、都立高校のスピーキングテスト対策に有効な、英検2次試験対策もすることができます。
英検申込をした方であれば無料で英検2次試験対策を利用可能です。
自分で質問に答える形で学習を進めるため、都立高校のスピーキングテストと同じような流れで学習を進めることができます。
また、発話内容はAIが自動採点してくれるため、正しい英語を話すことができているかをチェックすることも可能です。
スタディギア for EIKENでは2次試験対策だけでなく、英検に向けた「英単語」「文法」「リスニング」など、無料学習コンテンツが豊富です。
是非チェックしてみましょう。
まとめ
ここまで、都立高校のスピーキングテストの内容と対策法について解説をしました。
都立高校のスピーキングテストで高得点を取るためには、正しい発音で、適切な内容を話せているかをチェックすることが必要です。
本記事で紹介したアプリ等を活用して、効率的にスピーキング力を向上させましょう。